「眠れなくてつらい!」を克服するために知っておきたいこと

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心臓病と睡眠の関係

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平成16年度版、厚生労働白書によると、睡眠時間が6時間未満では狭心症や心筋梗塞の有病率が上昇、5時間以下では脳・心臓疾患の発症率が上昇、4時間以下では冠動脈性心疾患による死亡率が睡眠時間7時間以上8時間未満の人の約2倍になるという報告があります。また、アメリカハーバード大学の、1986年から10年にわたって、女性看護師約7万を対象にした調査では、1000人近くの人が、心筋梗塞や突然死などの冠動脈疾患を起こしました。これらを睡眠時間でみたところ、睡眠時間が8時間以上のグループに比べて、5時間以下のグループは、冠動脈疾患を起こす割合が1・45倍高かったという結果が出たそうです。心臓病このことから、心臓をいたわる上でも、十分な睡眠をとることが大切だと考えられます。
では、なぜ睡眠時間を削ることで心臓病のリスクが高くなっていくのでしょうか。一つは、睡眠不足の状態でストレスがかかると、脈拍が上昇し動脈硬化を加速させるために、心臓にかなりの負担をかけてしまうからです。また、睡眠不足になると、血圧が上昇することが多く、夜間に血圧が上昇すると、心臓病が発症しやすくなるためです。心臓病まで至らないにしても、徹夜明けの朝など、急に動悸がはげしくなったりしたことがあるのではないでしょうかこのようなことからも、睡眠と心臓の働きは密接に関係していることがわかると思います。
また私たちの体には、モーニングサージといって、朝早い時間に、心臓の収縮力が高まり、急激な血圧の上昇が起こっています。朝は、血液の粘り気が強いので、血管が詰まったり、破裂しやすくなってしまいます。朝の8時から10時の間に、心筋梗塞や脳卒中の発症が多いのは、これが原因のようです。
なぜこのようなことが起こるのかというと、心臓をはじめとした内臓器官は、内臓の温度である深部体温の上昇に伴って、活発になっていきます。朝は、深部体温が最低になったところから、徐々に上がり始めている段階です。この段階で起床し、体の活動量が急に増えるので、この変化に合わせるために血圧を急激に高めるモーニングサージが起こると考えられています。
深部体温を、朝しっかり上げておくと、最高気温になる夕方のピークが高くなり、1日が活発にすごせます。夕方の深部体温ピークが高ければ夜に向かって急に下がるので、自然に眠くなり、ぐっすりと深い眠りをつくることができます
このような理由で、体に過度の負担をかけずに、朝の深部体温を上げることは、夜ぐっすり眠るために大切だということがわかると思います。朝、深部体温が上げるのを、無理なくサポートする方法があります。起床したらまず、温かい飲み物を飲むという方法です。温かい飲み物を飲むと、内蔵を直接温めることができるからです。
起きたら、すぐに冷たい飲み物を飲むと、頭がシャキッとして目が覚める感じがしますが、体にとっては負担なのです。無用な負担をかけて脳を目覚めさせるよりは深部体温を上げることで体がつくっているリズムを強調すれば、その日の朝だけでなく、長期的には質のよい睡眠が得られ、目覚めもすっきりすると思います。

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