「眠れなくてつらい!」を克服するために知っておきたいこと

MENU

睡眠と記憶の関係

睡眠は、記憶に重要な意味を持ちますが、その理由は2つあります。
まず1つは、脳をしっかり休ませることで、記憶の効率を高めることです。長時間のマラソンでは、肉体が疲れきってしまいますが、脳も同じです。起きている間、五感を通して絶えず送り続けた刺激を処理するために、脳は休憩が必要です。しっかりした睡眠を取れば元気が回復し、記憶効率も高まります。
2つ目は、寝ている間に脳に入ってきた情報を整理し、記憶を定着させることです睡眠中は、目を閉じて外部からの情報を遮断しているため、後から入ってくる情報がなく、記憶の整理がスムーズに行われます。睡眠中に記憶が整理されれば、記憶を取り出しやすく、活用しやすくなります。記憶を定着させるために、睡眠はしっかりとる必要があるのです。

甲南大学の前田多章准教授が、レム睡眠ーノンレム睡眠と記憶の関係について詳しく調べています。

記憶と睡眠


ノンレム睡眠は,深いノンレム睡眠のときに,「いやな記憶」を消去する働きがあります。浅いノンレム睡眠のときでは,手順記憶を定着する働きがあります。手順記憶が定着するとは,自転車の乗り方や,習字,スポーツの技術などを身につけるようなことだそうです。更に浅いノンレム睡眠では,記憶を結合する働きがあります。これは色々な記憶を相互に関連づけることだそうです。
次にノンレム睡眠と記憶の関係について解説していたことを書き出してみます。レム睡眠時には,エピソード記憶が定着されます。エピソード記憶とは,「何時何処で何があった」かに関する記憶で自伝的記憶ともいわれる「日記」のようなものだそうです。、またレム睡眠時に,意味記憶も含め既に記憶したことと関連づけ,次回記憶を思い出す(想起する)際にスムーズに出来るように「索引」を付ける作業が行われるということです。
就床後,間も無い時にしっかり寝ないと,昼間に経験した恐怖などの「嫌な記憶(嫌な感覚)」が消えず,心が癒されません。また,3時間や4時間の短時間睡眠では,浅いノンレム睡眠が無くなり,昼間一生懸命練習したことが身につかず,また,色々な出来事の関連情報が記憶されません。更に,短時間睡眠では,朝方の長いレム睡眠がないので,記憶の定着や記憶の索引付けが出来なくなるようです。
自分の持っている記憶能力を充分に引き出すには,最適な睡眠環境で充分な長さをまとまって寝ることが重要だということが言えそうです。

PAGETOP
Copyright © よい睡眠のために知っておきたいこと All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.