イルカは「半球睡眠」といって、脳の半分を1~3時間ごとに交互に眠らせているというおもしろい記事をネットで見つけました。考えてみるとイルカは肺で呼吸していますから、水の中で寝てしまうと窒息死してしまいます。同じように、渡り鳥も「半球睡眠」をしているそうです。昼も夜も飛び続けることで、何千kmを超えることもある飛行距離を稼いでいるのでしょう。ほかの動物の睡眠についても、興味があっコアラたので、調べてみました。
最も長く眠る動物は、オオナマケモノとコアラで、1日に20時間も眠ります。身近な動物ではコウモリが19時間、猫やハムスターが14時間、犬(ビーグル犬)やハツカネズミは13時間眠ります。体が小さくちょこまかと動き回っているような動物は、エネルギーの消費量が大きくなります。そのため、エネルギーの消費を抑えるために睡眠時間が長くなっているそうです。
草食動物の多くは、睡眠時間が短いことが知られています。ウシやヤギ、ヒツジ、ロバ、ゾウは3時間、ウマは2時間しか眠りません。草食動物が短時間睡眠ぞう 睡眠なのには、2つの理由があります。ひとつは、草は低カロリーなのでたくさん食べる必要があり、草を噛み砕くためにも長い時間がかかるため、草食動物は眠っている時間がないのです。また、眠っている間は肉食動物に襲われやすくなるので、なるべく起きて警戒している必要があります。そのため睡眠時間を短くして、しかも深く眠らずウトウトしながら身を守っています。
ライオンやトラなどの肉食動物は14~16時間と睡眠時間が長い傾向がみられます。これは高カロリーの肉を食べ、他の動物から襲われる危険性もあまりないので、長く眠ることができるのだと考えられます。
ヒトに近いチンパンジーやヒヒ、アカゲザルは9時間眠ります。人間は平均7~8時間で、サルやゴリラなど類人猿を含む霊長類では睡眠時間が最も短くなっています。人間は知能の発達により、他の動物と違い、唯一自分で睡眠時間の調整が可能になりました。その代償に睡眠不足や睡眠障害などといった弊害を生み出したと言えるようです。