9日の読売新聞に脳の疲労を回復するには、昼寝が効果的だという記事が載っていました。
昼食後に眠気を催す理由は、1つには、脳を覚醒させるホルモン「オレキシン」が食事で血糖値が上がることによって抑制されるためです。他にも、朝からの活動で脳に疲労物質が蓄積して機能が低下したり、通常の生活リズムでは午後2~4時ごろに小さな眠気のピークを迎えたりすることも要因のようです。
オレキシンが抑制されたり眠気の周期のために睡魔が襲ってきたりするのは仕方がありませんが、眠気を取り去って脳の疲労を回復させるためには、短い仮眠をとるのがよいということです。昼寝をすることでバスケットボール選手のシュート成功率が高まったり、昼食後に仮眠を取り入れた高校は難関大学の合格率が上がったというデータもあるそうです。
ただ、やみくもに仮眠をとればよいというわけではなく、いつ、どのくらいの時間仮眠をとれば効果的なのかということも記事に載っていました。まず、昼寝をする時刻ですが、午後の0時から3時までが良いそうです。3時以降に仮眠をとると夜の睡眠に影響がでるようです。
次に仮眠の時間ですが、睡眠の深さと関係してきます。睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と、脳を休めるノンレム睡眠があり、さらにノンレム睡眠は、入眠期のステージ1、軽睡眠期のステージ2、深睡眠期のステージ3があります。ステージ1で目が覚めると、眠気は取れますが脳の疲労は回復しないし、ステージ3まで進むと寝起きが悪くなり、頭がうまく働かない状態が続くようです。したがって昼寝は20~30分程度にとどめ、ステージ3に入る前に目覚めるのが理想のようです。
目覚めをよくするために、仮眠の直前にコーヒーなどを飲む方法も紹介されていました。これは、カフェインを摂取してから20~30分後に脳が覚醒するので、寝過ぎを防ぐことができ、ちょうどよい時間で目覚めやすくなるからだそうです。
記事には、昼寝をすることによって仕事効率が高まるので、その分、残業を減らし帰宅時間を早めることで、睡眠不足の解消にもつなげることができるとも書かれていました。業務改善が強く訴えられている現在、実際に就業時間内に昼寝を取り入れる会社も増えているようです。

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