「眠れなくてつらい!」を克服するために知っておきたいこと

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寝ぼけ

覚醒障害

覚醒障害は、深いノンレム睡眠から生じる寝ぼけのことです。深いノンレム睡眠状態にありながら、脳機能が部分的に覚醒している状態で、意識はありません。また、深いノンレム睡眠の時は、周囲の声や音、光などの刺激には反応しないので、夢遊状態のときに家族などが働きかけても、完全に覚醒させることは困難です。しかも、本人が目覚めたとき、自分がとった行動はまったく覚えていないのです。
これらは、神経系の未成熟が根底にあるといわれており、小児期から小学生低学年の子どもに多く、成長とともに消失する場合が多くみられます。しかし、まれに成人でもみられることがあります。
寝ぼけの種類として、はっきり目が覚めず、ボーっと混乱した感じて起きてくる「錯乱性覚醒」、寝ぼけて大きな声で泣いたり叫んだりする「夜驚(やきょう)」、歩き回る、トイレと間違えて押入れに放尿する、食べ物を探してまわり、食べ始めるなどの症状がある「夢中遊行症」などがあります。
自然に治る場合がほとんどなので、基本的には安全を確認しながら見守ることがいちばんです。階段から落ちたり、ガラスを割るなど異常行動が激しくなった場合や、成人になって再び夢中遊行が現れたときは、けがを防ぐためにも睡眠の専門医に相談した方がいいでしょう。また、寝ぼけは精神疾患ではありませんが、精神疾患に伴う夜間の異常行動、てんかんと鑑別する必要があるそうです。

レム睡眠行動障害

夢を見ているときは、「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りの状態となっています。脳は活動していますが、体の筋肉は緩んでいます。ところが、活動を停止しているはずの筋肉が、何かの拍子に筋肉の動きを止める安全装置が外れて、レム睡眠時であるにもかかわらず体が動くようになってしまうのが、「レム睡眠行動障害」です。複雑な行動をとったり、大声で歌を歌ったり、なかには暴力的な行動をとる場合もあります。
体を揺すったり大きな声で呼びかけたりすると異常行動がやみますし、目が覚めれば、すぐに普通の状態に戻ります。しかし自然治癒することはなく、症状は徐々に悪化していくので、専門医を受診する必要があります。
夢中遊行症が子どもに多くみられるのと対照的に、この症状は中年の男性に比較的多くみられます。特に60歳以上の男性に多く、有病率は高齢者人口の約0.5%です。薬物療法でよくなることが多いのですが、この病気の2~3割の方がパーキンソン病レビー小体型認知症になることが問題視されているようです。

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